逆子治療
☆念のため、かかりつけの産婦人科の医師にお灸の施術をうけても大丈夫であるか確認の上ご予約下さい。
■逆子とは?
妊娠中期までは、胎児は子宮内でさまざまな方向に体勢を変化させますが、妊娠後期に体が大きくなると頭が重くなるため、頭を下に向けた「頭位」という状態に落ち着きます。頭が下にならない状態を「逆子」と呼び、医学用語では「骨盤位」と呼ばれます。
逆子の自然(経腟)分娩は臍帯脱出や分娩外傷、難産(分娩遷延)など様々なリスクを伴います。 リスクを回避するするために逆子のままの分娩は帝王切開を選択する場合が多いです。
■逆子の原因
逆子の原因は未だにはっきりとわかっていません。
西洋医学でこれまでの培ったデータや見解からは、子宮の変形、骨盤が狭い、胎盤の異常、双子以上の妊娠、羊水過多などが原因ではないかと言われています。
東洋医学では、母親の体が冷えやむくみ(特に下半身)、体の極度の疲労やストレスによる腹部の緊張などが原因と言われています。
下半身に冷えを感じなくても、上半身や顔がのぼせやすい場合も下半身が冷えていると考えられます。靴下や足浴などで下半身の冷え対策を行うとよいでしょう。
■クオーレの逆子治療
温かい「お灸」で冷えとむくみを改善し、赤ちゃんの動きを促進させ、かつ、軽い刺激で身体を整える「経絡マッサージ」を組み合わせた当院オリジナルメニューです。
主に膝から下にお灸をしていきます。逆子改善に効果のあるツボや身体の不調や状態に合わせて色々なツボを使用していきます。
■逆子灸とは?
足や下腿へお灸をすることにより、足や下腿が温まり、自律神経の反射によって、子宮の血中GH(成長ホルモン)が増え、 腹部を柔らかくし胎児を返りやすくしていると考えられています。お灸施術は副作用が少なく身体にやさしい施術法になります。
妊娠週数が経つと赤ちゃんが大きくなり、動くスペースが狭くなる為、動きづらくなってしまい逆子が治りにくくなる可能性があります。
逆子と分かった時点でなるべく早くお灸施術を始める事をオススメ致します。
逆子と診断された際は迷わず、あきらめず早めに来院ください。
■逆子灸 Q&A
Q1、逆子は自然に治ることがありますか?
A1、産婦人科などで指導されている逆子体操などにより自然に治ることもありますが、妊娠週数が経つと赤ちゃんの動くスペースが狭くなる為、逆子と診断された際は早めに施術を開始することがオススメです。
Q2、産婦人科受診と併用は可能でしょうか?
A2、お医者さまや助産師さまから多数ご紹介いただいておりますが念のため、かかりつけの産婦人科のお医者さまにご確認の上お越しください。
Q3、お灸は熱くありませんか?
A3、台座のついたお灸を使用します。お灸を始めると徐々に温かく感じ、その後、熱く感じてきます。熱さやピリピリなどの違和感を感じ始めたら鍼灸師にお知らせください。 すぐにお灸を外します。熱さや違和感を我慢しすぎると火傷をしてしまうのでご注意下さい。
Q4、どのくらいの頻度で通えばよいでしょうか?
A4、逆子が治るまでは週2~3回のペースの施術をオススメしています。逆子が治った後も安産灸などで週1回ぐらいのペースで通院されると逆子に戻りにくくなります。
Q5、どのような服装で治療に行ったらよいでしょうか?
A5、治療は、主に膝から下になりますので膝まで上がるズボンを履いてきて下さい。お持ちでない方は、貸し出し用のハーフパンツもございますのでご安心ください。
Q6、逆子が治る以外の効果は?
A6、足や下腿が温まることによりリラックス効果があり、冷えやむくみなどの体も不調も改善されます。 お母さんの体の不調が改善されることでお腹の中の赤ちゃんが過ごしやすい環境が作られ、よりよいマタニティライフへのサポートになります。
Q7、逆子が治ったあと、もう一度逆子になることはあるの?
A7、臨月を超えるとお腹のスペースが狭くなるので逆子に戻るケースは少ないです。 それ以前の週数の方は、逆子が治った後はストレスや体の負担になることを避けて過ごすことで逆子に戻りにくくなると言われています。
Q8、施術後お風呂に入ってもいいの?
A8、施術後1時間以内は避けた方がよいですが、それ以降は入っても大丈夫です。お風呂に入り体が温まり、リラックスした際に赤ちゃんが回転したという話も聞きます。 しかし、長時間のお風呂でのぼせないように注意しましょう。
Q9、家ではどのようなことに気を付けたらいいのでしょうか?
A9、体の極度の疲労やストレス、冷え、むくみなどが原因のひとつと言われています。家ではリラックスタイムを作りゆったり過ごすようにしましょう。 難しい方は1日10分程度でも効果がありますのでお試し下さい。 エアコンなどにより腹部や足首回りが冷えやすいので腹巻や足首の上まである靴下などを使用し、体が冷えないように気を付けてお過ごしください。